GoogleのAI OverviewやAIモードなどに、自社サイトを掲載対象として含めるか除外するかは、Google Search Consoleの「Search generative AI」設定で確認・管理できます。ただし、通常の検索結果から消す「noindex」とは別の設定です。集客目的のサイトでは、変更前に対象範囲と影響を確認しましょう。
「自社の情報をAI検索に載せたい」「社内向けの内容だけはAI回答に使われたくない」。そんなとき、どこまでサイト運営者が設定できるのでしょうか。
Googleは2026年10月21日、検索への掲載・共有を制御する公式ガイドを更新し、既存の「Search generative AI control」を制御方法の一覧に明記しました。この機能自体が10月21日に新規公開されたわけではありません。Googleのヘルプでは、2026年8月31日までに全世界のWebサイトへ展開済みと説明しています。
この記事では、Google検索の生成AI機能への掲載設定を、経営者・Web担当者が誤操作せず確認するための手順と、似た設定との違いを整理します。
この記事でわかること
- 何が設定できるか:AI Overview・AIモードなどで、自社サイトの掲載対象への含有・除外を管理する方法
- 確認方法:Search Consoleで対象プロパティを選び、設定状態と親子関係を確かめる5ステップ
- 設定の違い:noindex、抜粋制御、Google-Extendedと混同しないための判断基準
- AIO実務:集客用ページの掲載資格を保ちながら、検索経由の表示を記録する方法
10月21日のGoogle公式ガイド更新で確認できたこと
Google Search Centralの更新履歴は、2026年10月21日に「Control what you share with Google Search」を更新し、既存の制御方法をまとめて明確にしたと記載しています。新しいSEO順位改善機能の発表ではありません。
Googleの公式ヘルプによると、Search generative AI controlの主な対象は、Google検索のAI Overview、AIモード、Google Discover内の生成AI機能です。初期設定は「含める」であり、対象プロパティの所有者が設定を確認・変更できます。ChatGPTやClaudeなど、他社のAIサービスの掲載可否を一括管理する機能ではありません。
| 設定 | Googleの生成AI検索での扱い | 確認上の注意 |
|---|---|---|
| 含める(Include) | 自社サイトのリンクや内容が掲載・回答の根拠として使用される対象になり得る | 表示・引用・順位は保証されない |
| 除外(Exclude) | 対象となるGoogle検索の生成AI機能で、リンク・回答の根拠としての使用対象から外す | AI経由の表示・流入機会を失う。通常の検索順位を直接変更する設定ではない |
| 親の設定を継承(Inherit) | 上位のSearch Consoleプロパティの設定を引き継ぐ | サブドメインやURLプレフィックスの継承関係を確認する |
「含める」は掲載保証ではありません。Googleのガイドでは、ページが通常検索へインデックスされ、スニペット表示の対象となるなどの技術的な条件を満たす必要があると説明しています。条件を満たしていても、AI回答への登場は保証されません。
Search Consoleで設定を確認する5ステップ
1.管理対象のサイトを選ぶ
Google Search Consoleにログインし、対象のWebサイトを選択します。ドメイン全体のプロパティと、https://example.com/のようなURLプレフィックスのプロパティを取り違えないようにします。
2.「設定」からSearch generative AIを開く
左側の「設定」からSearch generative AIを開きます。画面構成や日本語訳は更新される場合があるため、見当たらなければGoogle公式のSearch generative AI controlのヘルプから設定ページのリンクを開いてください。設定画面を閲覧できるアカウント権限も確認します。
3.「含める・除外・継承」を記録する
表示されている選択肢と対象のプロパティ名を控えます。「継承」の場合は、親プロパティの選択が影響します。サブドメインや特定ディレクトリを別管理しているサイトでは、どの設定が継承されるかを調べてください。
4.変更が必要なら責任者に確認する
集客用のサイトで誤って「除外」を選ぶと、対象となるGoogleの生成AI検索で見つけてもらう機会を失います。本番の設定を変更する前に、サイト責任者の承認を取り、変更日・変更前後の状態・対象プロパティを記録します。閲覧確認だけなら設定を切り替える必要はありません。
5.変更後は対象機能と通常検索を別々に確認する
Googleのヘルプは、除外設定の反映には通常数日を要し、キャッシュなどによって長引く場合があると案内しています。Search Consoleの生成AIパフォーマンス レポートへの導線や、通常の検索パフォーマンスを確認し、変更前後の比較期間をそろえましょう。
表示回数の増減だけで変更の効果を断定しないことも大切です。検索需要やGoogle側の表示内容の変化など、ほかの要因も考えられます。

noindex・抜粋制御・Google-Extendedとの違い
どの情報を、どのサービスに見せたいのかによって、使う設定は変わります。
| やりたいこと | 確認する方法 | 間違えやすい点 |
|---|---|---|
| GoogleのAI検索での掲載をサイト単位で管理したい | Search generative AI control | 通常検索からページを消す設定ではない |
| ページをGoogle検索全体に出したくない | noindex | Googlebotが確認できる状態で指定する必要がある |
| ページの一部を検索結果の抜粋に使われにくくしたい | data-nosnippetなどの抜粋制御 | サイト全体をAI検索から除外する方法とは異なる |
| 対象のGoogle AIモデルの学習への利用を制限したい | Google-Extended | AI検索へのリンク掲載可否とは別に考える |
| 秘密の社内資料や個人情報を守りたい | 公開しない・認証やアクセス制限を設ける | 検索除外設定だけを情報保護策としない |
特に機密情報は「AI検索から除外したから安全」ではありません。Googleも、機密・非公開のファイルにはパスワードなどのアクセス保護を用いるよう案内しています。公開したくない情報をサイトに置く際は、アクセス権から設計し直してください。

AIO対策として何を点検するべきか
来店、予約、問い合わせを目的にWebサイトを運営する場合、最初に調べたいのは「サイトがAI検索の掲載対象から除外されていないか」という基本設定です。店舗情報を増やす前に、対象サイトが検索から取得可能かを確かめます。
次に、通常の検索へインデックスされているか、営業時間・料金・サービスなどの事実が公式ページに読みやすく掲載されているか、検索結果で使われる抜粋が適切かを確認します。複数店舗を運営する場合は、Googleビジネスプロフィールと公式サイトの記載も照合します。
実務メモには「対象URL、プロパティ、AI掲載設定、通常検索のインデックス状態、確認日、変更担当者、承認者」を残すと、問題が起きた際に原因を切り分けやすくなります。設定確認は集客成果の証明ではありません。AIの引用・推薦や問い合わせ数は別途計測してください。
注意点:掲載制御をSEOの改善策と混同しない
Googleは、この制御を通常の検索結果のランキングや掲載可否のシグナルとして利用しないと説明しています。一方、除外した場合は対象の生成AI機能からの流入機会を失います。「除外すれば通常検索の順位が上がる」「含めればAIに推薦される」といった主張の根拠にはなりません。
また、2026年10月21日は公式ガイドの更新日であり、機能の提供開始日ではありません。2026年10月27日時点で確認したGoogle公式情報に基づく一般的な手順で、AXメディアや特定の顧客サイトの設定状態を実機確認したものではありません。設定名称や対象機能は変更される場合があります。
まとめ:まず「掲載対象か」を確認し、変更は承認を取る
GoogleのAI検索への掲載・除外設定は、Search ConsoleのSearch generative AIで管理できます。実務ではプロパティ選択 → 設定状態の確認 → 継承関係の確認 → 変更判断と承認 → 表示状況の記録の順に進めます。
AIO対策の第一歩は、むやみに設定を変えることではありません。現在の設定を正しく把握し、通常検索・AI検索・情報保護それぞれの目的に適した方法を選びましょう。
よくある質問
GoogleのAI検索にサイトを表示させる設定はどこにありますか?
Google Search Consoleの対象プロパティを開き、「設定」→「Search generative AI」で確認します。公式ヘルプにも設定画面へのリンクがあります。
「含める」にすればAI OverviewやAIモードに必ず掲載されますか?
いいえ。掲載候補になり得ますが、ページのインデックスやスニペット対象などの条件があり、Googleは表示や引用を保証していません。
AI検索から除外しても、通常のGoogle検索に表示されますか?
この制御自体は通常のGoogle検索のランキングや掲載可否を変えるものではありません。ただし、もともとnoindexなど別の制御がある場合は、その設定の影響を受けます。
一部のページだけAI検索から除外したい場合は?
Search generative AI controlはSearch Consoleのプロパティ単位で管理する仕組みです。親子プロパティ・URLプレフィックスの対象範囲と継承を確認してください。特定の文章の抜粋やページ全体の検索表示を制御する場合は、それぞれ別の設定を検討します。
Google-Extendedを拒否すると、AI Overviewへの掲載も止まりますか?
同じ設定ではありません。Googleの公式ヘルプは、Search generative AI controlが対象の生成AI検索での掲載を管理し、Google-Extendedは関連するモデルの学習用途を制御する別の方法だと説明しています。
この設定でChatGPTやClaudeにも表示されなくなりますか?
いいえ。Google検索の対象生成AI機能に関する設定です。他社AIサービスの取得・引用方針は個別に確認する必要があります。
出典・参考情報
- Google Search Central「最新ドキュメント更新履歴」(2026年10月21日更新記録)
- Google Search Central「Control what you share with Google Search」(2026年10月21日更新)
- Google Search Consoleヘルプ「Search generative AI control」(2026年10月27日確認)
- Google Search Central「Optimizing your website for generative AI features on Google Search」
- Google Search Central「Robots Meta Tags Specifications」
- AXメディア「Search ConsoleでAI検索を計測。生成AIパフォーマンス レポートの使い方」
運営元について
AXメディアは、株式会社ジーズ AX事業部が運営しています。AX事業部では、AI研修・AIエージェント開発・ローカルLLM開発・補助金/助成金の活用支援を提供しています。

