ChatGPTでは、対応アプリの更新をきっかけに資料を読み、確認メモを作る仕事や、定期的なチーム報告を自動化できます。始めるには、対応イベント・接続先・実行条件をそろえる必要があります。
毎朝アプリを開いて更新を探し、情報をまとめ、チームへ戻す。この繰り返しを減らすための機能が、DevDay 2026で複数案内されました。
中心になるのはMCP Events、Sitesのプラグイン連携、@ChatGPT、Team Tasksです。名前が似た連携機能でも役割は異なります。2026年9月30日に確認した公式資料をもとに、どこまでを準備すれば仕事を任せられるのかを説明します。
この記事でわかること
- 機能の違い:開始条件・画面・会話・実行の役割を分けます。
- 必要な準備:対応アプリ、接続先、管理者設定を確認します。
- 任せ方:進行報告を例に自動化する仕事を定義します。
ChatGPTの業務自動化でできること|4つの機能を比較
| 機能 | 役割 | 確認すること |
|---|---|---|
| MCP Events | アプリ側の更新を仕事の開始条件にする | 連携先が対応イベントを提供するか |
| Sitesのプラグイン連携 | サイト内で利用者の接続データを使う | 管理者の許可と利用者の接続 |
| @ChatGPT | Slack・Teamsの会話から仕事を頼む | 組織の導入とアクセス設定 |
| Team Tasks | 繰り返す仕事をチームで持つ | 実行するアカウント・接続先・指示 |
この表はMCP Events、Sites管理資料、@ChatGPT、Team Tasksをもとに編集部が整理したものです。一つを有効にすれば他もすべて動くわけではありません。
MCP Eventsは「更新が来たら始める」仕組み
MCP Eventsは、プラグインのサーバーが提供する更新をChatGPTが購読し、条件に合うイベントを受け取る仕組みです。利用者は監視対象と行う仕事を指定します。公式の開発資料では、Webhookによる配信に対応すると説明されています。MCP Eventsの資料が根拠です。
利用者が考えるべきことは、技術用語よりも「どの場所の、どんな変化か」です。新着メールすべてを対象にするより、特定案件の更新だけに絞る方が、仕事の目的と結果を確認しやすくなります。利用先が対応していないイベントは、文章で頼むだけで追加されるものではありません。
Sitesでは利用者自身の接続と権限を使う
Sitesのプラグイン連携は、サイトを作った人の接続先を全員で使い回す仕組みではありません。利用者がChatGPTでサインインし、必要な接続を許可して使います。管理資料では、接続機能の利用にはサイトを所有するワークスペースのメンバーであることが必要とされています。Sites administrationを確認してください。
たとえば担当者向けの確認画面を作るなら、「自分の担当案件を表示する」用途と「全員に共通の集計を見せる」用途を先に分けます。同じ見た目のサイトでも、誰のデータを表示するかで必要な設計が変わります。サイトを共有しただけで、元データの閲覧権限まで配れると考えないようにします。
@ChatGPTとTeam Tasksは、会話と継続運用の入口
@ChatGPTは、SlackやMicrosoft Teamsの会話から仕事を依頼する機能です。管理者が接続したツールに加え、本人の許可がある個人用ツールを使う経路も案内されています。どの接続と権限を使うかを確認して依頼します。DevDay公式総括と連携機能の案内が確認先です。
繰り返す仕事をチームで運用する場合は、Team Tasksで目的と出力を共有します。実行時の情報アクセスは、チームのサービスアカウントと設定された接続によります。公式管理資料を参照してください。担当者が変わる運用では、誰の接続に依存しているかを最初に確認することが重要です。
説明用の例:案件の更新から確認メモを作る
編集部の提案は、最初から複数アプリを書き換える仕事にせず、「変化を受け取り、確認メモを作る」ところを一つの仕事にすることです。ここでは機能設定そのものではなく、設定前に準備する依頼文を示します。
以下は、編集部が作成した説明用の依頼例です。実機での実行結果ではありません。
対象案件の更新をもとに、確認メモを作る仕事を設計してください。 開始条件:指定した案件ボードの対象イベントが届いたとき。 確認する資料:対象案件の進行表と関連文書。 出力:変更点、期限への影響、担当者への確認事項。 根拠:参照元のリンクを各項目に添える。 重複:同じ更新を再処理しても、同じ項目を増やさない。 まず利用可能なイベントと接続先を確認し、設定案を見せてください。
実際の接続で対象イベントが使えるかを確かめ、少量のサンプルで出力を確認します。結果に不要な通知が多ければ、対象の場所や変更の種類を狭めます。成果物が読みやすくても、開始条件が曖昧なままでは安定した運用になりません。
プラン名だけで利用できるとは判断しない
DevDayの総括ではMCP Eventsは全プラン向け、Sitesのプラグイン連携はBusiness・Enterprise・Healthcare・Edu向け、Team TasksはBusiness・Enterprise向けと案内されています。これは機能の対象範囲であり、個別アプリの対応や管理者の許可とは別です。公式総括と各機能の管理資料を合わせて確認してください。
また、Sites自体を作れるプランと、Sitesからプラグインを使えるプランも一致するとは限りません。プラン、対象アプリ、接続アカウント、開始条件の四つを順に確かめると、表示されない理由を絞りやすくなります。
実務上の注意
ここで示した依頼例を入力しただけで、どの環境でも自動化が完成するわけではありません。対応イベントや接続が必要です。本文中の例は実装・運用結果ではなく、設定する仕事を具体化するための編集部案です。
まとめ
自動化を始める前に、「何が起きたら」「どの情報を使い」「誰向けに何を作るか」を決めます。MCP Events、Sites、@ChatGPT、Team Tasksを役割で区別すると、必要な接続と運用担当を整理できます。
よくある質問
すべてのアプリの更新を自動で監視できますか?
いいえ。連携先のプラグインが対応するイベントを提供し、必要な接続と権限があることが前提です。
Sitesを共有すると作成者の接続先も共有されますか?
共有されません。Sitesの接続機能は、利用者自身が許可した接続と権限を使います。
Team Tasksは誰のアカウントで動きますか?
チームのサービスアカウントと設定されたアプリ接続を使います。作成者個人のアクセス権と同じとは限りません。
出典・参考情報
- MCP Events(OpenAI/2026年9月30日確認)
- Sites administration(OpenAI/2026年9月30日確認)
- ChatGPT in Slack and Microsoft Teams(OpenAI/2026年9月30日確認)
- Set up and manage teams and Team Tasks(OpenAI/2026年9月30日確認)
- DevDay 2026 Recap(OpenAI/2026年9月30日確認)
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