Codex Cloudはクラウドの作業環境で開発を進め、Remoteは接続したPCで動かすため、スマホから指示できても必要な準備は異なります。
外出中にサイトの修正を頼みたい。PCを開かずに進捗だけ確かめたい。こうした場面で確認したいのが、Codex CloudとRemoteの違いです。
DevDay 2026ではクラウドでのCodex利用が案内されました。Codex Cloudの公式資料はWeb・モバイル・デスクトップからの継続を説明しています。2026年9月30日に確認した内容をもとに、スマホ中心の利用者が準備することを整理します。
この記事でわかること
- 動く場所:CloudとRemoteの違いを比較します。
- 初期準備:リポジトリと再利用する環境の役割を説明します。
- 依頼方法:サイト修正の指示と確認の仕方を具体化します。
CloudとRemoteは、作業する場所が違う
| 比較項目 | Codex Cloud | Remote |
|---|---|---|
| 作業する場所 | クラウドの専用環境 | 接続したMac・Windows PC |
| スマホの役割 | 指示・継続・結果の確認 | 指示・承認・結果の確認 |
| PCの状態 | クラウド作業はPCがスリープでも継続 | 接続PCを起動し、オンラインに保つ |
| 主な準備 | リポジトリ、ツール、アクセスを含む環境 | PC側のアプリと端末の接続 |
比較はCodex CloudとRemoteの公式説明に基づきます。スマホでコードを動かしているわけではなく、実行する環境へスマホから指示しています。
初期準備では、再利用できる作業環境をつくる
まずWebまたはデスクトップで、再利用できるクラウド環境を用意します。準備済みの環境があれば、それを選んで始められます。
- 新しいタスクでWork in → Cloudから環境を選び、初回ならCreate environmentへ進みます。
- 対象のGitHubリポジトリを選択し、必要に応じて接続します。
- Codexが依存関係やツールを準備し、テストした結果を確認します。不足する情報やアクセスに対応します。
- 設定を保存してPublishを選び、Environment publishedを確認します。
- Start a new taskから具体的な修正を依頼し、変更内容と確認結果を見ます。
操作名と順序はCodex Cloudの公式クイックスタートに基づきます。初期準備と、その後にスマホから進捗を確認する利用を分けて考えてください。
リポジトリは、サイトやアプリのコードを管理する場所です。作業環境には、そのコードを動かすための道具や設定が含まれます。編集部の提案として、初期準備は開発担当者と一緒に確認し、普段の修正依頼はスマホから行う役割分担が考えられます。
ここでいう環境の公開は、本番サイトの公開とは別です。開発に使える準備を整えたことと、変更を利用者へ配信したことを混同しないようにしましょう。
スマホからの依頼は、画面と期待する結果をセットにする
スクリーンショットを添える場合は、個人情報を隠したうえで、どの部分をどう直したいかを言葉でも書きます。
以下は、編集部が作成した説明用の依頼例です。実機での実行結果ではありません。
対象のサイトについて、スマホ表示の修正をお願いします。 問題:メニューを開くと、閉じるボタンが画面外へ出ます。 対象:添付画像のヘッダー部分。 期待する動作:狭い画面でも閉じるボタンが見え、操作できること。 確認:変更前後の画面と、操作確認の結果を示してください。 完了報告:変更点、確認したこと、残る問題をまとめてください。 本番への反映は、確認できる状態で一度止めてください。
「きれいにして」だけでは、文字、余白、動作のどれが問題かが伝わりにくくなります。問題が起きる条件と期待する動作をそろえると、作業後に自分でも判断できます。プログラムの細部を指定するよりも、利用者が困っている動作を具体的に伝えることが役立ちます。
結果を見るときは、完成画像と変更内容を分ける
Cloudの公式資料では、変更したファイルや結果を確認し、追加修正を頼み、準備ができたらコミットやプルリクエストへ進む流れが示されています。レビューの説明を確認してください。
見た目が直っていても、別の画面や操作に影響することがあります。編集部としては、スマホでの確認を「見た目」「押したときの動作」「どこへ反映されたか」の三つに分ける方法を提案します。
- 見た目:文字切れ、重なり、ボタン位置を画面で確認する。
- 動作:開く・閉じる・戻るなど、修正に関係する操作を確認する。
- 反映先:作業中の画面、確認用の環境、本番のどれかを確認する。
自分ではコードを読めない場合も、変更点と確認結果を開発担当者へ渡せる形にしておけば、レビューしやすくなります。「完了しました」という一言だけでなく、確認した範囲を受け取ることが大切です。
iPhoneだけで最初からすべてできるとは限らない
Cloudの初期作成手順はWeb・デスクトップを起点としており、スマホからすべての環境設定が可能とは確認できていません。RemoteではPC側で接続設定を行い、iOSアプリから利用する手順が説明されています。Cloudの準備とRemoteの準備を見比べてください。
PCを持たない人は、Cloudで使う開発環境を誰が用意するかまで決めておくと進めやすくなります。また、通常のWordPress管理画面へ記事を投稿する仕事と、リポジトリ内のサイトコードを修正する仕事は別です。依頼する対象がどちらなのかを先に伝えましょう。
実務上の注意
本記事は公式資料に基づく使い分けの説明です。iPhone実機での表示や、特定サイトの修正・公開は検証していません。Cloudの利用可否はプランやワークスペース設定、Remoteは接続PCの状態にも依存します。
まとめ
スマホから開発を進めるときは、Cloudで動かすのか、Remoteで自分のPCを使うのかを最初に決めます。準備済みの環境へ具体的な問題を伝え、画面・動作・反映先を確認すると、外出中も修正を進めやすくなります。
よくある質問
PCを閉じてもCodex Cloudは動きますか?
公式資料では、クラウドのタスクはPCがスリープでも作業を継続すると案内されています。接続PCで実行するRemoteとは条件が異なります。
Remoteを使うPCはオンラインが必要ですか?
はい。公式のiOS向け手順では、接続したPCを起動したままオンラインに保つよう案内されています。
環境をPublishすると本番サイトが公開されますか?
Cloudの手順でのPublishは、再利用する開発環境を公開する工程です。変更を本番サイトへ反映する作業とは別です。
出典・参考情報
- Codex Cloud(OpenAI/2026年9月30日確認)
- Codex Remote(OpenAI/2026年9月30日確認)
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