GitHub Copilotの4モデルが提供終了。移行で確認する設定と業務

Copilotのモデル移行で切り替え後の設定、利用許可、業務の動作を確認するアイキャッチ画像

モデルが一覧から消えたら、提供終了の対象と代替モデルの利用許可を確認。切り替え後は、普段の仕事が同じ条件で終わるか試しましょう。

いつものGitHub Copilotで、使っていたモデルを選べなくなった。チーム内の手順書や独自の連携に古いモデル名が残っている。こうした場合に、まず確認したい公式の更新が出ています。

GitHubは現地時間2026年10月2日、Gemini 3.5 Flash、Gemini 3.6 Flash、Kimi K2.7 Code、Claude Opus 4.7をCopilotの各利用体験で提供終了にしたと発表しました。対象にはCopilot Chat、インライン編集、Ask・Agentモード、コード補完が含まれます。

この記事では、公式の推奨移行先と、開発者・管理者が確認する場所を整理します。GitHub Copilot内の変更が対象です。各モデル提供元のAPIや別サービスでの提供状況を、一緒に判断する情報ではありません。

この記事でわかること

  • 対象モデル:終了した4モデルと、GitHubが挙げる代替を確認します。
  • 管理設定:代替が見えない場合に、契約・クライアント・ポリシーを切り分けます。
  • 移行作業:モデル名が残る設定や手順書を調べ、普段の作業で試します。
  • 完了条件:選べたことだけで終わらず、仕事の結果と利用量を確認します。

提供終了したモデルと、公式の推奨移行先

今回の対象と代替は次のとおりです。GitHubは、ワークフローや連携を対応モデルへ更新するよう案内しています。終了したモデルを利用者が削除する操作は不要です。GitHubの公式告知

提供終了したモデル 公式の推奨移行先 告知上の終了日
Gemini 3.5 Flash Gemini 3.8 Flash 2026年10月2日
Gemini 3.6 Flash Gemini 3.8 Flash 2026年10月2日
Kimi K2.7 Code Kimi K3 2026年10月2日
Claude Opus 4.7 Claude Opus 5.5 2026年10月2日

代替として推奨されていることは、旧モデルと出力や費用が完全に同じであることを意味しません。以前のモデル向けに整えた依頼文、回答形式、制約の守り方が、そのまま期待どおりになるかを確認する必要があります。

また、「Claudeが使えなくなった」「Geminiが終了した」といった大きなくくりで社内へ連絡しないほうが混乱を避けられます。今回の対象は特定のモデル版と、GitHub Copilotという利用経路です。連絡には終了モデル、代替候補、影響する作業を具体的に書きましょう。

代替モデルが見えないときは、三つに分けて確認する

1.契約と利用する画面を確認する

GitHub Docsは、利用できるモデルがCopilotのプランとクライアントによって異なると説明しています。GitHub.comで見える一覧と、使用中のIDEで見える一覧が必ず一致するとは限りません。まず、どのアカウントで、どのプランを通じて、どの画面を使っているかをそろえてください。対応モデル一覧

2.組織のモデルポリシーを確認する

今回の告知では、Copilot Enterpriseの管理者は、代替モデルへのアクセスをポリシーで有効にする必要がある場合があると案内しています。自分の選択欄に出ないからといって、個人契約を追加する前に管理者へ確認しましょう。

問い合わせには、利用アカウント、クライアント名、終了したモデル名、希望する代替モデル、必要な用途を添えます。エラーや選択欄の状態がわかれば、契約、設定、提供状況のどこから調べるかを管理者が判断しやすくなります。認証情報や機密コードまで送る必要はありません。

3.IDEや拡張機能の状態を確認する

公式の対応表には、モデルに応じてIDEや拡張機能の最低バージョンが必要になる場合があると記載されています。管理者が許可しているのに表示されないなら、会社で認められた更新手順と照らして、利用環境を確認します。

VS CodeのCopilot Chatでは、チャット画面下部のモデル選択から切り替える手順が案内されています。ただし、Chatでのモデル変更はインライン候補のモデルを変更しません。普段使う機能ごとに確認してください。モデル切り替えの公式手順

モデル名を変えるだけで終わらせない移行手順

モデル移行時に利用環境、利用許可、設定・手順、業務での動作を確認する

以下は編集部が勧める作業例です。自社の環境に該当するものだけを調べます。すべての場所にモデル設定が存在するという意味ではありません。

確認するもの 調べる内容 移行後の確認
利用者の作業手順 旧モデルを指定する説明 新しい利用者も迷わず選べるか
独自のスクリプト・連携 特定モデル名を固定している箇所 対応モデルで処理が完了するか
チームのモデル方針 代替の許可と用途 必要な人が利用できるか
評価の記録 旧モデルで通った課題と条件 品質・速度・利用量の差

普段の小さな仕事を、比較用に残す

たとえば、不具合を一つ説明する、テストを一つ追加する、既存コードの意図をまとめるなど、正しさを確かめやすい仕事を選びます。旧モデルの結果を保存しているなら、入力と制約をそろえて代替を試せます。旧モデルが既に使えなくても、既存テストや人が定めた条件を基準にできます。

新しいモデルの回答が詳しくなったかだけを見るのではなく、要求した変更範囲を守ったか、必要なテストが通ったか、説明が元コードに合うかを確認します。モデルの更新を機に依頼文まで全面改稿すると、違いの原因がわかりにくくなるため、最初は変更を絞ると比較しやすくなります。

止まった処理を、そのまま繰り返さない

独自連携が動かなくなった場合は、エラーの種類、選んだモデル、実行時刻、処理がどこまで進んだかを残します。未対応モデルの指定が原因なのに同じ条件で再実行しても、復旧につながりにくいためです。

一方で、途中までファイルを変更した処理をやり直すと、二重の変更が生じる可能性があります。エラーを直す前に、既に行われた作業と未完了の作業を確認し、必要なら人が差分を見て再開地点を決めましょう。これはモデル変更に限らず、エージェントを再実行するときの基本的な注意です。

利用量と説明の変化も、チームへ共有する

モデルごとにAI creditsの消費は異なります。公式のモデル切り替えガイドも、トークン価格に応じて消費が変わることを説明しています。旧モデルで収まっていた予算を、名前だけ置き換えて同じと考えないことが大切です。

編集部の引き継ぎ例では、「何に使う代替か」「選べない場合の確認先」「動作確認した仕事」「まだ確認していない用途」を短くまとめます。たとえばテスト追加を確認しただけなら、大規模改修まで評価済みとは書きません。小さな検証結果でも範囲を明示すれば、チームが次に何を試せばよいか判断できます。

移行の完了条件には、必要な人が選択できること、対象の連携が終わること、重要なテストを通ること、設定や手順が更新されていることを含めます。担当者一人の画面で動いただけで、全員の移行が終わったとは扱わないでください。

実務上の注意:許可されていない接続へ急いで逃げない

提供終了への対応を急いで、個人のAPIキーを業務環境へ入れたり、未承認のサービスへコードを渡したりすると、別の管理上の問題につながります。まず会社で利用できる対応モデルと設定を確認し、追加の接続が必要な場合は通常の承認手順へ戻しましょう。

また、提供終了の告知だけから、過去の会話や保存済みコードが削除されたと推測しないでください。今回確認できるのはモデル提供と移行案内です。保存データに問題があるなら、別の事象として対象サービスの状態や公式案内を調べる必要があります。

今回の移行を機に、仕様変更や提供終了に備える方法も見直せます。AIの1社依存リスクと分散・コストの備えでは、普段の利用先が変わったときに仕事を止めないための考え方を整理しています。

まとめ:代替を使える状態と、仕事を終えられる状態を確かめる

10月2日の更新で、GitHub Copilotの4モデルが提供終了となりました。公式の代替はGemini 3.8 Flash、Kimi K3、Claude Opus 5.5です。

まずプラン・クライアント・モデルポリシーを確認し、設定や手順に残る旧モデル名を調べましょう。そのうえで、普段の小さな仕事と利用量を確認し、チームへ変更範囲を共有する。ここまでそろえておくと、選択肢が変わっても業務を続けやすくなります。

よくある質問

旧モデルを自分で削除する必要はありますか?

GitHubは、提供終了したモデルを削除するための操作は不要と案内しています。利用者側では、ワークフローや連携の指定を対応モデルへ更新します。

代替モデルが選べません。何を確認しますか?

利用プランとクライアント、組織のモデルポリシー、IDEや拡張機能の対応状況を順に確認します。管理者にはモデル名と利用画面を具体的に伝えてください。

GeminiやClaudeの公式APIでも使えなくなったのですか?

この記事の告知はGitHub Copilot内の対象モデルについてです。提供元のAPIや別製品の状態は、それぞれの公式情報で別に確認します。

出典・参考情報

本記事は2026年10月5日時点で確認した一次資料に基づきます。編集部の業務例・確認手順は運用設計の提案で、実機検証の結果ではありません。提供条件や仕様は利用時に最新の公式情報をご確認ください。

著者:AXメディア編集部

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この記事を書いた人

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