Figma Makeの旧ファイルには、編集を続けるための更新が案内されています。10月を過ぎると更新できなくなる、という意味ではありません。
以前作ったFigma Makeの試作を直そうとしたら、更新が必要と表示される。更新ボタンを押しても失敗する。公開済みのものを触る前に、何が止まり、何が残るのかを整理したい場面です。
Figmaは、2026年10月下旬に旧ファイルの編集に更新を必須とする方針を案内しています。2026年11月3日時点の公式ガイドにもこの説明があり、一律の適用日は示されていません。自分のファイルの「Update」表示と編集可否を確認してください。一方、プレビューは可能です。「期限までに成功させないと作品が消える」と焦るのではなく、更新・動作確認・再公開を分けて進めましょう。
この記事でわかること
- 変更点:旧Figma Makeファイルで更新が必要になる範囲
- 作業順:更新前の準備、更新操作、公開済みファイルの再公開
- 失敗時:修復ボタンの条件と、サポートへ伝える情報
- 判断基準:期限による編集制限と、ファイルの消失を混同しない考え方
旧ファイルで変わるのは、編集を続ける条件
公式更新ガイドでは、古いMakeファイルを新しい基盤へ移す更新を案内しています。10月下旬に必須とする方針で、更新前はプレビューできても編集できなくなる、という内容です。具体的な一律の日付は示されていません。
「更新の締め切り」と思い込まない
公式フォーラムの9月23日の質問には、更新が失敗し、10月を過ぎると更新できなくなるのではないかと心配する投稿があります。Figma側の返信は、10月以降に更新資格を失うわけではなく、編集の継続に更新が必要になると説明しています。
編集制限と、データの削除・更新不能は別の話です。ただし、業務上の修正が必要な日に編集できないと困ります。公開直前ではなく、動作確認に時間を取れる日に移行を進めるのが実務的です。
更新前に、公開先と確認項目を控える
以下は、仕事で使う試作・公開物を安全に確認するための準備例です。公式が一律に求めるチェックリストではありません。
- 対象ファイルと、現在公開しているURLを控える
- 公開先がWeb、Community、テンプレートのどれかを確認する
- 主要画面、リンク、入力欄など、更新後に試す操作を決める
- 再公開してよいタイミングと確認担当者を決める
たとえばサロン向けの案内ページなら、「トップからメニューへ進める」「問い合わせ先が正しい」「スマートフォンでも主要な文字が読める」を確認項目にできます。見た目だけでなく、利用者が目的の操作を終えられるかを見るためです。
ファイルの履歴も、戻りたい状態が分かるようにする
編集ガイドでは、履歴のプレビューや名前付け、復元が案内されています。更新前の内容を確認したい場合は、どの履歴が該当するかを控えておくと比較しやすくなります。ただし、内容の履歴を戻す操作と、ファイル基盤の更新を取り消す操作を同一視しないでください。
更新は「Update」から。公開済みなら再公開まで確認
旧ファイルを開き、プロンプト欄の上の「Update」、続いて「Update now」を選びます。処理中はプロンプト入力、編集、バージョン変更ができません。
公式の目安は通常約30秒、古い履歴が多い場合は最大10分程度です。ファイルを閉じても処理は続くとされています。目安を超えた場合でも、すぐに失敗や消失と断定せず、表示されている状態を記録してください。

更新完了と、公開先への反映は別
公開済みファイルは、更新後に再公開が必要です。Webだけでなく、テンプレートやFigma Communityに公開したものも対象です。
再公開の前に、先ほど決めた操作をプレビューで試します。公開中のページで問題がないことと、更新後の内容が公開されたことは別なので、再公開したあとには公開URL側も確認しましょう。
更新に失敗したときは、状態に合う対応を選ぶ
「Fix for free」が出た場合
公式ガイドは、更新後にエラーが起きると「Fix for free」が表示される場合を案内しています。この修復にはAIクレジットがかからないとされています。ボタンが出ているときの対応であり、すべての更新エラーに同じボタンが出るとは限りません。
再試行しても失敗する、更新ボタンが消えた場合
前述のフォーラムでは、複製して再試行する案内もありましたが、質問者はそれでも失敗したと返信しています。その後はサポートチケットが作成されています。「複製すれば直る」という確立した解決策ではありません。
更新ボタンがない場合、公式の通常説明では新しい基盤になっているとされています。一方、エラーのあとに表示が不自然な場合は、ボタンがないことだけで正常終了と決めず、Figmaの公式サポート窓口へ状況を伝えましょう。
| 伝える情報 | 記録の例 |
|---|---|
| 対象 | ファイルURL、公開の有無 |
| 発生場面 | Update now直後か、更新後の編集時か |
| 実際の表示 | エラー文、更新ボタンの有無 |
| 試したこと | 実施した日時と、その結果 |
| 影響 | プレビュー可否、編集可否、必要な納期 |
他の人の投稿にある原因を自分のファイルにも当てはめず、観察できた事実をまとめます。顧客情報を含むファイルを公開フォーラムへ貼るのではなく、共有が必要なら適切なサポート経路と社内ルールを確認してください。
実務上の注意
Figma Makeは有料プランのFull seat向けで、他の席・プランには試用の案内があります。旧ファイルの基盤更新とは別に、現在の編集権限や利用条件も確認してください。
新旧で同じ操作を試す考え方は、AI更新時の回帰テストと切り戻し判断も参考になります。ただし、そこでいう切り戻しが、この基盤更新そのものを戻せるという意味ではありません。
まとめ
旧Figma Makeの更新は、10月下旬以降も編集を続けるための作業です。更新できないまま期限を迎えたら即消失する、という説明ではありません。公開先を控え、更新後に主要操作を試し、公開済みなら再公開まで確認しましょう。エラーが続くときは、再試行を重ねるよりも状態をまとめてサポートへ相談する判断が必要です。
よくある質問
10月を過ぎると更新できなくなりますか?
Figma側は、更新資格を失うわけではないと説明しています。更新が必要になるのは、旧ファイルの編集を継続するためです。
最近作ったMakeファイルも対象ですか?
公式では、8月中旬以降に作られたファイルは新しい基盤を使っており、更新不要と案内しています。
更新が終われば公開ページも確認不要ですか?
公開済みファイルは再公開が必要です。更新後のプレビューと、再公開後の公開URLの両方で、必要な操作を確認しましょう。
出典・参考情報
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