Google Meetの「Take notes for me」が、オンライン会議だけでなく、同じ部屋で話す対面会議の内容も記録・整理できるようになりました。
Take notes for meは、Geminiが会議内容を整理し、要約、次に行う作業(アクション項目)、文字起こしをGoogleドキュメントへまとめる機能です。今回の更新では、Google Meetのホーム画面から記録を始め、会議室で話している音声を取り込めるようになりました。
この記事では、対面会議での使い方、対象プラン、既存のGemini議事録との違い、導入前に決めておきたい同意と共有ルールを初心者向けに整理します。
この記事でわかること(結論)
- 新しい使い方:Meetのホーム画面から記録を始め、対面会議の音声をGeminiが整理する
- 作成される記録:要約、アクション項目、文字起こしがGoogleドキュメントにまとまり、Driveへ保存される
- 利用条件:対象プランと管理者設定が必要で、端末ごとに段階的に提供される
- 人の確認:参加者への説明、共有範囲、氏名・数値・決定事項の確認は人が行う
対面会議で何ができるようになった?
Google MeetのWeb版またはモバイル版のホーム画面で「Take notes」を選ぶと、ビデオ会議へ参加しなくても、目の前で行われている会話の記録を始められます。終了すると、Geminiが会議の要約、アクション項目、文字起こしをGoogleドキュメントへまとめます(出典:Google Workspace Updates、2026年8月13日)。
会議後の記録はGoogleドキュメントへまとまる
音声の取得を終了すると、作成されたGoogleドキュメントがDriveへ保存され、リンクがメールで届きます。会議中に話した内容を一から清書する作業を減らし、決定事項や担当作業の確認から始められます。
予定済みの会議にも、その場で始まった会話にも使える
Googleのヘルプでは、カレンダーに予定した会議だけでなく、その場で始まった対面の打ち合わせにも使えると案内しています。端末を会話が聞き取りやすい場所へ置き、必要に応じて一時停止や終了を操作します。
提供時期と対象プラン
対面会議向けの機能は一斉提供ではなく、端末ごとに段階的に展開されています。ボタンがまだ表示されない場合は、対象プラン、管理者設定、提供状況を確認してください。
| 項目 | 公式発表の内容 |
|---|---|
| Android | 2026年8月11日から段階的に展開 |
| Web | 2026年8月14日以降に段階的に展開 |
| iOS | 2026年8月31日以降に段階的に展開予定 |
| 対象プラン | Business Standard・Plus、Enterprise Standard・Plus、Google AI Pro・Ultra、Frontline Plus、Google AI Pro for Education |
展開には15日を超える場合があるとGoogleは案内しています。対象プランでも、同じ日にすべての利用者へ表示されるとは限りません(出典:Google Workspace Updates、2026年8月13日)。
対面会議で使う手順
操作は「記録を始める」「会議中に状態を確認する」「作成された記録を見直す」の3段階です。対面会議では、端末の置き場所と参加者への説明も一緒に準備します。
- Meetのホーム画面を開く:Web版または対応するモバイル版で「Take notes for me」を選び、記録を開始する
- 端末を会話の近くへ置く:参加者へ利用を知らせ、機密性の高い話題では一時停止する
- 会議後にGoogleドキュメントを確認する:要約、担当者、期限、数値、文字起こしの誤りを修正してから共有する

既存のGemini議事録記事とは何が違う?
今回の機能は、会議中の音声をGoogle Meetが直接取り込み、会議後の記録まで作る点が特徴です。手元のメモを自分でGeminiへ貼り付けて整える方法とは、開始地点が異なります。
すでにあるGeminiで乱雑な会議メモを整理する記事は、会議中に取ったメモを後から「決定事項」「タスク」「保留事項」へ整理する方法を扱っています。録音を使えない会議や、すでにメモだけが残っている場合は既存記事が向いています。
対面会議向けのTake notes for meは、会議中の発言を端末で取得できる環境があり、Google Workspace内で記録をまとめたい場合に向いています。それぞれを会議の記録方法に合わせて使い分けると分かりやすくなります。
仕事の進め方はどう変わる?
Take notes for meを使うと、会議中に全文を書き取る負担を減らし、参加者が話を聞くことや質問へ集中しやすくなります。会議後は、白紙から議事録を作るのではなく、AIが作った記録の確認と修正から始められます。
決定事項と担当作業を見つけやすくなる
会議の要約とアクション項目が同じ文書にまとまるため、「誰が何をするのか」を確認しやすくなります。会議後すぐに担当者と期限を修正し、チームへ共有すると、次の作業へ移りやすくなります。
記録をGoogle Driveへ集めやすくなる
作成された文書はGoogle Driveへ保存されます。議事録を個人のメモ帳や複数のツールへ分散させず、Google Workspace内で管理したい組織には使いやすい流れです。
議事録の最終確定は人が行う
Googleは、会議の要約が不完全になったり、誤りを含んだりする場合があると説明しています。AIが作った文書をそのまま正式な議事録にせず、氏名、金額、日付、決定事項、担当者、期限を参加者が確認してください。
実務上の注意
対面会議で安全に使うために、言語、参加者への説明、記録の精度と共有範囲を確認します。
会議では1つの言語を使う
Take notes for meは日本語を含む複数言語に対応していますが、1回の会議で扱えるのは1言語です。日本語と英語が頻繁に切り替わる会議では、文字起こしや要約が正しくまとまらない可能性があります。
対面では開始前に口頭でも知らせる
Google Meet上では記録中であることが表示され、管理者は明示的な同意を求める設定も利用できます。対面会議では参加者が端末画面を見ていない場合があるため、開始前に「Geminiで会議メモを作成する」と口頭で伝え、了承を得る運用が安全です。
短い会議や通信状態によって記録が不完全になる
Googleは15分以上、最大8時間の会議での利用を推奨しています。通信状態が悪い場合や会議が短い場合は、要約が作られない、または内容が不完全になることがあります。共有前に文字起こしと自分のメモを照らし合わせてください(出典:Google Meet ヘルプ「Take notes for me」、2026年8月17日確認)。
まとめ
Google MeetのTake notes for meは、対面会議の音声から要約、アクション項目、文字起こしを作り、Googleドキュメントへ保存する機能です。議事録作成の負担を減らせますが、開始前の説明、共有範囲の設定、会議後の事実確認は人がしっかりと担当する必要があることを認識しておきましょう。

よくある質問
Google Meetのビデオ会議を開かなくても使えますか?
使えます。Meetのホーム画面から「Take notes for me」を開始し、端末を対面会議の近くへ置いて音声を取り込みます。
日本語の対面会議にも対応していますか?
日本語に対応しています。ただし、1回の会議で扱えるのは1言語のため、複数言語が混ざる会議では注意が必要です。
無料のGoogleアカウントでも使えますか?
すべての無料アカウントで使える機能ではありません。対象のGoogle WorkspaceまたはGoogle AIプランが必要です。
作成された議事録はどこに保存されますか?
GoogleドキュメントとしてGoogle Driveへ保存され、記録を開始した利用者へリンクがメールで届きます。共有できる相手は設定によって異なります。
AIが作った文書をそのまま正式な議事録にできますか?
そのまま確定するのは避けてください。氏名、数値、決定事項、担当者、期限に誤りがないかを参加者が確認し、必要な修正を行ってから正式版にします。
関連する用語・出典
- Take notes for me:Geminiが会議内容を整理し、要約や担当作業をGoogleドキュメントへまとめるGoogle Meetの機能です。
- 対面会議向け機能:Meetのホーム画面から音声取得を始め、同じ部屋で行う会議を記録する使い方(Google Workspace Updates、2026年8月13日)
- アクション項目:会議後に誰が何を行うかを整理した項目です。担当者と期限は人が確認します。
- 文字起こし:会議の音声をテキストへ変換した記録です。聞き間違いや固有名詞の誤変換が起こる場合があります。
- 利用条件:対応言語、同意、共有設定、トラブル時の確認方法はGoogle Meet公式ヘルプで確認できます。
※本記事は2026年8月17日時点のGoogle公式情報をもとに作成しています。提供時期、対象プラン、管理者設定、対応言語、保存・共有仕様は変更される可能性があります。会議を記録する際は、自社規程と参加者への説明・同意方法をご確認ください。
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