企業でSitesを使う前に、作成権限・公開先・データ所在地を別々に確認しましょう。
社内向けの確認画面をChatGPTで作れても、そのまま全員に公開してよいとは限りません。OpenAIの2026年10月15日付リリースノートでは、対象のEnterpriseワークスペースにSitesの管理者プレビューを順次展開すると案内しています。「企業向けに展開された」という情報と、自社で使える状態になったことは分けて確認する必要があります。
この記事でわかること
- 展開状況:管理者プレビューとメンバー利用の違いを整理します。
- 保管場所:US・EUの新規Sitesと、既存Sitesの扱いを確認します。
- 導入判断:社内ダッシュボードを例に、公開・接続権限を点検します。
今回の案内は、対象Enterpriseへの管理者プレビュー
10月15日の公式リリースノートは、管理者がメンバーへの有効化前に作成・共有の権限を確認できると説明しています。Enterpriseではインターネットへの公開は既定でオフで、別途管理者による有効化が必要です。
このため、ニュースを見た利用者が「契約がEnterpriseだから今日から公開できる」と判断するのは早計です。まず管理者に、自社が対象か、現在のプレビュー権限と今後の利用権限がどう設定されているかを確認します。画面に項目がない場合も、すぐ不具合と決めつけないことが大切です。
公開前の権限と、正式展開時の設定を分ける
2026年11月4日に確認した管理ガイドでは、Admin Previewの「Set launch access」または「Edit launch access」から、正式展開時の利用権限を設定するよう案内しています。現在のプレビュー権限とは別の設定です。展開時も無効にしたい場合は、該当するLaunch accessをOffにして保存し、開き直して反映を確かめます。
オプトアウト期限は自社に届いた展開通知で確認してください。全社共通の日付をこの記事から決めることはできません。以前の手続きで停止を依頼した場合も、公式ガイドはサポートへの確認を案内しています。
データ所在地は、新規と既存を分ける
USまたはEUのデータ所在地設定を持つワークスペースでは、新しく作るSitesは、対応する保存・ホスティングに既存の地域設定を利用します。既存Sitesは現在の場所に残り、自動移行されません。また、その他の地域の設定は、現時点ではSitesの保存・ホスティングには適用されないと案内されています。
| 確認対象 | 公式案内の要点 | 担当者が確認すること |
|---|---|---|
| US・EU設定の新規Sites | 対応する保存・ホスティングで既存地域を利用 | 新規作成か、対象設定のあるワークスペースか |
| すでに作成済みのSites | 現在地を維持し、自動移行しない | 以前の試作品をそのまま使ってよいか |
| その他の地域設定 | Sites保存・ホスティングには現在適用されない | 社内の所在地要件を満たすか |
サイトの保存地域と、モデルが処理を行う推論の地域も別の概念です。「EU設定」といった短い言葉だけで承認せず、どのデータの、どの処理が対象かを管理者とそろえます。契約上の判断が必要なら、社内の確認手順に沿って進めてください。

共有できることと、接続データを使えることは別
利用者ごとの接続を確認する
Sites管理ガイドでは、接続アプリの機能に、ワークスペース内の非公開Siteであること、訪問者がメンバーであること、本人の接続による承認などが必要とされています。管理者がプラグインを許可しても、利用者全員のアカウントが自動接続されるわけではありません。
たとえば案件ダッシュボードを作るなら、「担当者が自分の案件を見る画面」なのか、「同じ集計を全員に見せる画面」なのかを先に決めます。前者であれば、担当者によって表示対象が違うことも想定して確認します。空欄を見てすぐサイトの故障とせず、接続アカウントと元サービスの権限を確かめます。
最初の確認は、実データなしの小さな画面で
編集部の提案は、最初に架空の案件名と数値で画面を作り、閲覧者・編集者・公開先の設計を確認することです。実データ接続はその後に分けます。見た目が完成すると、そのまま公開したくなりますが、画面の完成と情報公開の承認は同じ工程ではありません。
- 作成場所とサイト所有者を確認する。
- 社内限定か、社外へ渡すかを決める。
- 新規・既存と保存地域の条件を確認する。
- 接続するデータと閲覧者の権限を整理する。
- 承認された範囲で公開し、閲覧者側でも表示を確認する。
連携機能全体の役割は、ChatGPTのプラグイン連携と業務自動化の記事も参照できます。今回は、その中でもSitesの企業管理と新しい地域対応に絞っています。
実務上の注意
個別ワークスペースの提供状態や設定画面を実機で確認した記事ではありません。Tunnelsによる社内サービス接続も同日の案内に含まれますが、接続権限と公開権限は別です。社内ネットワークへつながったからといって、情報を一般公開してよいわけではありません。
まとめ
Sites導入では、誰が作れるか、誰が見られるか、どこに保存されるか、どの接続を使うかを順に確認します。管理者プレビューの対象と自社設定を確かめ、小さな試作から進めましょう。
よくある質問
Enterpriseなら全員がすぐSitesを使えますか?
公式案内は対象ワークスペースへの管理者プレビューです。メンバーの利用にはワークスペースやロールの設定が関わります。
既存のSitesもUS・EUへ自動移行しますか?
いいえ。既存Sitesは現在の場所を維持すると案内されています。新規Sitesの地域対応と分けて確認してください。
Siteを共有すると接続アプリの閲覧権限も渡りますか?
共有だけでは渡りません。対象機能の提供条件、管理者の許可、利用者本人の接続と元サービスの権限が必要です。
出典・参考情報
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