自己宣言の申込み直しと、GビズIDの作り直しは別の手続きです。
「取得済み」という記録だけでなく、申請に使うアカウントと自己宣言の組合せを確認します。
デジタル化・AI導入補助金2026では、GビズIDプライムの取得と、SECURITY ACTIONの一つ星または二つ星の自己宣言が必要です。(出典:申請前に必要な手続き)
GビズID・SECURITY ACTIONの準備では、過去のアカウントを使えるか、新しい申込方式で自己宣言を済ませたかを分けて点検します。
本記事は2026年9月11日時点の公式情報をもとに、取得済み・未取得の分岐から準備完了の確認までを扱います。
この記事でわかること(結論)
準備のゴールは、IDを控えることではなく、申請に使うアカウントと自己宣言を実際に確認できる状態にすることです。
- 確認の順序:GビズIDの種別と利用状態を確認してから、自己宣言の申込方式を点検します。
- 新規取得の準備:本人確認に使えるカード・端末・書類を整理し、オンライン申請か書類申請を選びます。
- 旧自己宣言の扱い:デジタル化・AI導入補助金2026の第2次公募以降は、旧方式の自己宣言IDでは申請できず、新方式での申込みが必要です。(出典:IPAの補助金申請に関する注意事項)
- 完了の判断:自己宣言には、補助金の申請マイページと同一のGビズIDプライムを使います。(出典:補助金事務局の自己宣言IDに関する案内)
GビズIDは「持っているか」より種別と利用状態を確認する
GビズIDを取得済みなら、新規作成より先にプライムとして利用できる状態かを確認します。GビズIDプライムは有効期限内であれば、申請のたびに作り直す必要はありません。(出典:GビズIDのよくある質問)
ログイン用アカウントと自己宣言を区別する
GビズIDは、複数の行政サービスへのログインに使う認証サービスです。(出典:GビズIDクイックマニュアル・法人代表者) 一方、SECURITY ACTIONは、事業者自身が情報セキュリティ対策に取り組むことを宣言する制度です。(出典:IPAの自己宣言の申込方法)
自己宣言を先に探し始めると、利用できないアカウントに気づくのが遅れます。まず法人代表者または個人事業主が使うGビズIDを特定し、保有状況を整理してください。
| 保有状況 | 先に行うこと |
|---|---|
| プライムを取得済み | 新規作成ではなく、ログイン・登録情報・有効期限を確認します。(出典:GビズIDのよくある質問、GビズIDのアカウント有効期限) |
| エントリーのみ | 法人代表者・個人事業主のアカウントかを確認し、該当する場合はプライムへの変更手続きを進めます。(出典:GビズIDクイックマニュアル・法人代表者、GビズIDクイックマニュアル・個人事業主) |
| 従業員用のメンバーのみ | 代表者等のプライムを確認します。デジタル化・AI導入補助金2026では、自己宣言と申請マイページに同一のプライムを使います。(出典:補助金事務局の自己宣言IDに関する案内) |
| 未取得 | 法人代表者または個人事業主が、プライムの申請方法を選びます。(出典:GビズIDの申請アカウント選択) |
有効期限と登録情報をマイページで確認する
GビズIDプライム・メンバーには2年3か月の有効期間があり、有効期限はGビズIDマイページで確認できます。(出典:GビズIDのアカウント有効期限) 有効期限の導入前に発行されたアカウントは、導入日から起算して2028年10月ごろまで有効と案内されています。(出典:GビズIDのアカウント有効期限) 昔の取得日から数えて、すでに失効したと判断しないでください。
会社名・所在地・代表者名と、現在受信できるメールアドレスも確認します。SECURITY ACTIONの事業者情報にはGビズIDから連携される項目があるため、連携元の情報が古ければGビズID側から変更します。(出典:IPAの自己宣言ID・登録情報の確認案内)
ログインできない場合は、別アカウントを増やす前に、パスワードや認証方法に関する復旧手順を確認してください。GビズID公式サイトのFAQから、発生している問題に対応する案内を探せます。(出典:GビズIDのよくある質問)
GビズIDの新規取得はオンライン・書類申請の準備を分ける
GビズIDプライムの申請方法は、本人確認に使えるマイナンバーカードと端末を用意できるかで検討します。事業区分や保有状況に応じた申請方法は、公式のアカウント選択画面で確認できます。(出典:GビズIDの申請アカウント選択)
オンライン申請はカード・スマートフォン・暗証番号をそろえる
オンライン申請では、法人代表者または個人事業主本人のマイナンバーカードと、カードを読み取れるスマートフォンを準備します。登録するメールアドレス、SMSを受信できる電話番号、GビズIDアプリも必要です。(出典:GビズIDクイックマニュアル・法人代表者、GビズIDクイックマニュアル・個人事業主)
マイナンバーカードは、署名用電子証明書が有効な実物のカードを使います。スマートフォンに搭載されたマイナンバーカード機能では代用できません。(出典:GビズIDのよくある質問)
暗証番号は、署名用電子証明書の英数字6~16桁と、券面事項入力補助用の数字4桁を確認します。GビズIDへログインするパスワードとは別です。(出典:GビズIDのよくある質問)
準備がそろったら、公式の申請画面で事業者情報を入力し、案内に沿ってアプリでカードを読み取り、本人確認を進めます。法人代表者用と個人事業主用では入力内容が異なるため、事業区分に合うマニュアルを開いて進めてください。(出典:GビズIDクイックマニュアル・法人代表者、GビズIDクイックマニュアル・個人事業主)
書類申請は法人と個人事業主で証明書が異なる
書類申請では、画面で作成した申請書を印刷し、実印を押して証明書と一緒に郵送します。用意する証明書は、申請者の区分で分かれます。(出典:GビズIDクイックマニュアル・法人代表者、GビズIDクイックマニュアル・個人事業主)
| 申請者 | 用意する書類と印鑑 |
|---|---|
| 法人代表者 | 法人用のGビズIDプライム登録申請書、法務局発行の印鑑証明書、証明書と一致する代表者印を用意します。印鑑証明書は発行日から3か月以内の原本で、コピーは使えません。(出典:GビズIDクイックマニュアル・法人代表者) |
| 個人事業主 | 個人事業主用の登録申請書、市区町村発行の印鑑登録証明書、本人の実印を用意します。印鑑登録証明書は発行日から3か月以内の原本で、コピーは使えません。(出典:GビズIDクイックマニュアル・個人事業主) |
印刷後に誤りが見つかった場合、申請内容を手書きで修正した申請書は無効になります。画面から申請をやり直して作成し、送付前に控えを残してください。送付した書類は返送されません。(出典:GビズIDクイックマニュアル・法人代表者、GビズIDクイックマニュアル・個人事業主)
申請した時点ではなく、審査後の手続きまで確認する
オンライン申請は最短即日ですが、取得日が保証されるわけではありません。(出典:GビズIDの申請アカウント選択) 書類申請の審査期間は、2026年7月9日の変更で従来の最大2週間から最大1か月になっています。(出典:GビズIDの重要なお知らせ) 郵送や不備対応の時間も考慮して準備してください。
書類を送っただけではプライムとしての利用準備は終わりません。審査完了後は、通知メールまたはマイページから所定の認証手続きを進め、プライムへの変更を完了します。(出典:GビズIDクイックマニュアル・法人代表者、GビズIDクイックマニュアル・個人事業主)
SECURITY ACTIONは旧IDの申込み直しと同一アカウントを確認する
デジタル化・AI導入補助金2026の第2次公募以降は、新しい管理システムで申し込んだ自己宣言IDが必要です。2026年3月以前の申込みで発行された「4」から始まる旧IDでは申請できません。(出典:IPAの補助金申請に関する注意事項)

「4」から始まる旧IDと「5」から始まる新IDを見分ける
SECURITY ACTION管理システムは2026年4月1日に公開されました。旧自己宣言IDは「4」から始まる11桁、新システムで発行されるIDは「5」から始まる11桁です。(出典:IPAの管理システムリリース案内)
旧IDを持つ場合は、補助金の申請に使うGビズIDプライムで新しい管理システムへログインし、自己宣言を申し込み直します。旧IDの先頭を自分で書き換える対応ではありません。(出典:IPAの補助金申請に関する注意事項)
自己宣言に有効期限はありません。今回の申込み直しは、宣言の期限切れではなく、補助金が受け付ける申込方式の条件によるものです。(出典:IPAのSECURITY ACTION FAQ、補助金事務局の自己宣言IDに関する案内)
会社が同じでも、別のGビズIDで申し込まない
SECURITY ACTIONの一般的な利用案内では、プライムとメンバーの両方が使えます。(出典:IPAの管理システムリリース案内) ただし、デジタル化・AI導入補助金2026のために申し込む場合は、補助金の申請マイページへログインするものと同一のGビズIDプライムを使用します。(出典:補助金事務局の自己宣言IDに関する案内)
新IDを取得済みでも、従業員のメンバーや別のプライムで申し込んでいないかを確認してください。番号の先頭が「5」であることだけでは、アカウントの対応まで確認できません。
一つ星・二つ星の準備を済ませて申し込む
一つ星は、「情報セキュリティ6か条」に取り組むことを宣言する段階です。対策が未実施でも、取り組む意思を持って申し込めます。(出典:IPAの「一つ星」を宣言する)
二つ星は、「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」で状況を把握し、情報セキュリティ基本方針を定めて外部へ公開したうえで申し込みます。(出典:IPAの「二つ星」を宣言する) 基本方針の公開は、宣言後へ先送りしないでください。
宣言する段階が決まったら、申込みは次の順序で進めます。
- 申込入口を開く。IPAの自己宣言の申込方法で必要情報を確認し、案内に沿って管理システムへ進みます。
- 申請用のプライムでログインする。補助金申請に使うアカウントと一致させます。(出典:補助金事務局の自己宣言IDに関する案内)
- 事業者情報と宣言段階を確認する。個人情報の取扱いとロゴマーク使用規約を確認し、画面の案内に沿って必要情報を入力します。一つ星または二つ星を選んで申込みを完了します。(出典:IPAの自己宣言の申込方法)
- 新しい自己宣言IDを確認する。申込み直後に発行されるIDを確認し、申込内容と一緒に管理します。(出典:IPAの管理システムリリース案内)
旧方式から新方式へ申し込み直した場合、新旧のIDが一時的に併存しても問題ありません。新IDを利用し、旧IDのための使用中止申込書を別途出す必要はないとIPAは案内しています。(出典:IPAのSECURITY ACTION FAQ)
準備完了はログイン・自己宣言ID・アカウントの一致で判断する
準備完了の確認では、GビズIDが使えることと、対応する自己宣言が完了していることを別々に確認します。申請書の控えや過去のメールだけで、両方が完了したとは判断しません。
完了メールが見つからなければマイページを見る
SECURITY ACTIONは、申込み完了後すぐに自己宣言IDなどをメールで通知します。メールが届かなくても、管理システムのマイページに自己宣言IDが表示されていれば申込みは完了しています。(出典:IPAの自己宣言の申込方法) 迷惑メールや受信拒否設定も確認してください。
申込みを済ませた証拠が必要な場合は、通知メールや、自己宣言IDが表示されたマイページのスクリーンショットを利用できます。(出典:IPAの自己宣言ID・登録情報の確認案内) 社内では確認日・確認者・証拠の保存先をまとめ、担当者が変わっても完了状態を確認できるようにします。
申請前の最終点検に使う確認表
公式の申請条件と確認方法を、社内点検用にまとめた表です。補助金全体の申請チェックリストではなく、ID・自己宣言の準備だけを対象にします。
| 点検項目 | 確認する状態 |
|---|---|
| アカウント種別 | 法人代表者・個人事業主のGビズIDプライムであることを確認します。(出典:申請前に必要な手続き) |
| 利用可能状態 | 審査後の手続きを終え、ログインでき、有効期限内であることを確認します。(出典:GビズIDクイックマニュアル・法人代表者、GビズIDのアカウント有効期限) |
| 自己宣言の完了 | 新しい管理システムのマイページに、自己宣言IDが表示されていることを確認します。(出典:IPAの自己宣言の申込方法) |
| アカウントの対応 | 自己宣言に使用したプライムと、補助金申請に使うプライムが一致していることを確認します。(出典:補助金事務局の自己宣言IDに関する案内) |
| 管理記録 | 自己宣言ID、確認日、確認者、証拠の保存先を控え、未完了の手続きがないか点検します。 |
GビズIDマイページはアカウント管理用であり、補助金の申請画面とは別です。実際の申請先へログインするときは、補助金公式サイトの申請マイページから進みます。(出典:GビズIDのよくある質問、補助金事務局の自己宣言IDに関する案内)
書類や事業計画を含めた準備の全体図は、補助金申請前チェックリストで整理しています。IDの発行期間と自己宣言の申込方式は、本記事で確認した現行の公式案内を参照してください。
実務上の注意
取得後の情報変更、自己宣言の意味、利用できない時間帯まで確認すると、申請直前の手戻りを防ぎやすくなります。
見落とされがちな条件:メールアドレス変更時は自己宣言の再申込みを確認する
GビズIDのログイン用メールアドレスを変更した場合は、変更後のGビズIDでSECURITY ACTIONを申し込み直す必要があります。IPAは、変更前のメールアドレスに対応するGビズIDで管理システムへログインし、自己宣言を削除してから再申込みする手順を案内しています。(出典:IPAのSECURITY ACTION FAQ)
変更前のメールアドレスを使えない場合は、削除や再登録を自己判断で進めず、IPAの問い合わせフォームで確認します。旧システムからの移行と、メールアドレス変更時の手続きを混同しないでください。(出典:IPAのSECURITY ACTION FAQ)
間違えやすい用語・種別:自己宣言は認定やサービス購入ではない
SECURITY ACTIONは、IPAが事業者の安全性を認定する制度ではありません。「認定を取得した」ではなく、情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言したと扱います。(出典:IPAの自己宣言の申込方法)
お助け隊サービスの購入条件を確認する作業とも別です。サービス側の登録や補助対象条件は、セキュリティ対策推進枠の対象サービスを解説した記事へ分け、自己宣言の完了確認に製品選定を混ぜないようにします。
誤解しやすい前提:最短即日はいつでも手続きできるという意味ではない
オンラインの最短日数だけで、締切直前の取得を前提にしないでください。必要物の準備に加え、GビズIDのメンテナンス情報を確認します。
2026年9月11日時点では、9月12日9時から14時30分ごろまで、GビズIDの全機能を利用できないと告知されています。(出典:GビズIDの重要なお知らせ) 作業日時を決める際は、公式サイトの最新のお知らせを確認してください。
まとめ
GビズID・SECURITY ACTIONの準備は、アカウントの利用状態、自己宣言の申込方式、申請に使うIDとの対応を一組で点検します。過去の取得記録を見つけるだけではなく、現在の画面で確認することが重要です。
取得済みならログイン確認、未取得なら本人確認に必要な物の準備から着手します。確認日と証拠の保存先を残せば、不要な作り直しを避けながら、次の申請準備へ進めます。
よくある質問
旧自己宣言の申込み直しと、GビズIDの新規取得・変更を区別すると、必要な手続きを絞れます。
旧自己宣言を申し込み直すとき、GビズIDも新しく作りますか?
既存のGビズIDプライムが有効で利用できるなら、新しく作る必要はありません。補助金申請に使うプライムで、新しい管理システムの自己宣言を申し込みます。(出典:GビズIDのよくある質問、IPAの補助金申請に関する注意事項)
エントリーでGビズIDマイページに入れれば準備完了ですか?
準備完了ではありません。デジタル化・AI導入補助金2026ではGビズIDプライムが必要なため、プライムへの変更手続きを終えているか確認します。(出典:申請前に必要な手続き、GビズIDクイックマニュアル・法人代表者、GビズIDクイックマニュアル・個人事業主)
旧システムの自己宣言を中止してから申し込み直す必要がありますか?
旧方式から新方式へ申し込むために、使用中止申込書を別途出す必要はありません。新しい管理システムで取得した自己宣言IDを利用します。(出典:IPAのSECURITY ACTION FAQ)
自己宣言の完了メールが届かなければ、もう一度申し込みますか?
再申込みの前に管理システムのマイページを確認してください。自己宣言IDが表示されていれば申込みは完了しているため、メールの受信状況を確認します。(出典:IPAの自己宣言の申込方法)
関連する用語・出典
ログイン用のアカウントと、自己宣言の完了を示す番号を分けて管理します。
- GビズIDプライム:法人代表者・個人事業主向けの、審査を経て作成するアカウントです。(出典:GビズIDの申請アカウント選択)
- GビズIDメンバー:プライムから作成する従業員用アカウントです。デジタル化・AI導入補助金2026用の自己宣言では、申請用プライムとの一致を確認します。(出典:GビズIDの申請アカウント選択、補助金事務局の自己宣言IDに関する案内)
- SECURITY ACTION:情報セキュリティ対策に取り組むことを事業者自身が宣言する制度です。(出典:IPAの自己宣言の申込方法)
- 自己宣言ID:SECURITY ACTIONの申込み完了後に発行される番号です。GビズIDのログイン用メールアドレスとは別に管理します。(出典:IPAの自己宣言ID・登録情報の確認案内、GビズIDのよくある質問)
※本記事は2026年9月11日時点で確認した公式情報に基づく一般的な手続案内です。対象はデジタル化・AI導入補助金2026に向けたID・自己宣言の準備であり、個別の申請可否、採択、補助金の交付を保証するものではありません。手続条件やメンテナンス予定は変更される場合があります。不明点は、GビズID、IPA、補助金事務局の担当窓口へ確認してください。
この記事について
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