「AIなんて自分には関係ない」「設定が難しそうだし、結局自分でやったほうが早い」そう思ってAIに触れる機会をなくしてしまっていませんか?
AX事業部に配属されるまで、私にとってAIは「ChatGPTに少し話しかける」「Geminiで画像を作って遊ぶ」くらいの存在でした。
まだまだ使いこなしているとは言えませんが、少し触れてみただけでも「AIを味方につけた人は、これからの時代すごく強い」と感じています。
この記事では、超めんどくさがりな私が実際に試して気づいた、今日から少しラクになるAIとの付き合い方をお伝えします。
まずは、“AIって意外と身近かも”と思える第一歩から、一緒に始めてみましょう。
この記事でわかること(結論)
- AI初心者が「楽をするため」に、日常業務へAIを取り入れるハードルの低い第一歩がわかります。
- 日進月歩のAIツールに対して、完璧を求めず気負わずに付き合っていくための「柔軟なマインドセット」が身につきます。
- AIに業務を任せる(プロンプトを書く)ことで、自分自身の「言語化する力」も自然と向上していく意外なメリットが理解できます。
私がAI部署へ配属…本当に?

私がAX事業部への配属を知らされたときの正直な感想は、「まじか」の一言でした。
「絶対できないけど大丈夫かこれ」と、引き攣った笑みを浮かべた記憶があります。
それまでAIとの関わりといえば、ChatGPTやGeminiに少し話しかけたり、卒業論文の誤字脱字チェックを手伝ってもらったりした程度。
AIが自分の仕事になるなんて、正直まったく想像していませんでした。
しかし、社長の話を聞いたり、実際にAIに触れたりするうちに「AIはもう、一部の詳しい人だけのものではないんだ」と感じるようになりました。
AIは今もすごい勢いで進化していて、これからは“AIを使える人”と“使えない人”の差がどんどん広がっていく。
そう考えると焦りもありますが、今このタイミングでAIに向き合えたのは、本当に幸運だったと思っています。
効率厨の私が提唱する「楽をするためのAI活用」
私は自他共に認める極度のめんどくさがりです。毎日仕事で疲れるのは嫌ですし、同じことを何度もやるのも嫌。できることなら全部誰かに任せて楽をしたい、その「誰か」にぴったりなのがAIでした。
「楽をしたい」という欲求は、AIを使いこなす上で最強のモチベーションになります。どんどん便利になっているツールがあるのに、それを使わずに苦労し続けるのは、もったいないと思うんです。任せられる作業はすべてAIに投げ、自分はもっと自由な時間を作る。そんなスタンスでいいのです。

日進月歩の進化に「気負わない」付き合い方
AIの進化スピードは異常です。先週までの「一強」ツールが、今週には別のツールに追い抜かれている。そんなことが日常茶飯事です。しかし、ここで「また一から勉強し直さなきゃ」と身構える必要はありません。
「あら、今はこれが一番なのね。じゃあ使ってみましょ」くらいの、軽い気持ちでいいのです。試してみて、自分に合わなければ前のツールに戻ってもいい。大切なのは、一つのツールに固執しすぎて、より便利なものを見逃さない「思考の柔軟性」を持つことです。

まずは1つ、AIに仕事を任せてみる
AIを使うことに抵抗がある方の「慣れてるから自分でやったほうが早い」「設定とかいろいろ面倒なんじゃ…」という気持ちはとてもわかります。しかし、まずは1つだけでいいので、自分の業務をAIに任せてみてください。最近のAIは非常に優秀で、こちらの拙い説明からでも意図を汲み取って動いてくれます。
面白いことに、AIに指示を出す(プロンプトを書く)習慣がつくと、自分自身の「言語化する力」も自然と向上していきます。結果として、コミュニケーション全般が楽になっていくというメリットもあるのです。
あなたは優秀なビジネスアシスタントです。
以下の業務内容を整理し、もっとも効率的に終わらせるための手順を提案してください。
また、その工程の中でAI(ChatGPT等)が代行できる部分を具体的に挙げてください。
# 業務内容:
[ここに自分のやりたい作業を記入]
今日から試せる、AIにお任せできる5つの仕事
「1つだけ任せてみて」と言われても、最初はどんな仕事を頼めばいいのか迷いますよね。そこで、私が実際に試してみて「これはラクになった!」と感じた、初心者でも今日からすぐ頼める仕事を5つ紹介します。どれも特別な設定は不要で、いつものChatGPTやGeminiに話しかけるだけでOKです。気になったものから、コピペで試してみてください。
① 議事録・打ち合わせメモの要約
会議のメモって、後から見返すとぐちゃぐちゃで「結局何が決まったんだっけ?」となりがちですよね。走り書きのメモをそのまま貼り付けるだけで、AIが「決定事項」「次にやること」を整理してくれます。私が最初に「AIすごい」と実感したのがこれでした。
以下は会議のメモです。
「決定事項」「ToDo(担当者がいれば併記)」「保留・次回への持ち越し」の3つに整理してください。
# メモ:
[ここに走り書きのメモを貼り付け]
② メールの下書き(言い回しに迷うとき)
お詫びや催促など、気をつかうメールほど書き出しで手が止まります。伝えたい内容を箇条書きで渡せば、AIが丁寧な文面に仕上げてくれます。あとは自分の言葉に少し直すだけ。ゼロから考えるより、何倍もラクです。
取引先へのメールの下書きを作ってください。
丁寧で、かつ簡潔なビジネスメールの文面にしてください。
# 相手:
[例:いつもお世話になっている取引先の担当者]
# 伝えたいこと:
[例:納期を3日延ばしてほしい。理由は確認作業に時間がかかっているため]
③ Excel・スプレッドシートの関数を言葉で聞く
「この計算、どの関数を使えばいいんだっけ?」と検索して時間を溶かした経験、ありませんか。やりたいことを日本語で説明するだけで、AIが数式を組み立ててくれます。関数を覚えていなくても大丈夫。もっと詳しいコツはスプレッドシートの関数をAIで自動生成する記事でも紹介しています。
Excel(またはGoogleスプレッドシート)でやりたいことがあります。
適切な数式を教えてください。セルの位置も具体的に示してください。
# やりたいこと:
[例:A列に日付、B列に金額が入っている。今月分だけの合計をC1に出したい]
④ 長い資料・PDFを「3行まとめ」にする
読まなきゃいけない資料は山ほどあるのに、時間は足りない。そんなときは、長文をAIに渡して要点だけ先に把握してしまいます。全体像をつかんでから読むと、理解のスピードが段違いです。通勤中のインプットにも使える方法を長文を3行まとめにする超時短インプット術で詳しく解説しています。
以下の文章を、忙しい人向けに3行で要約してください。
そのあとに、特に重要なポイントを箇条書きで3つ補足してください。
# 文章:
[ここに記事やレポートの本文を貼り付け]
⑤ アイデア出しの「壁打ち相手」になってもらう
企画やアイデアを考えるとき、一人で悩んでいても煮詰まってしまいます。AIに相談相手になってもらうと、思いつかなかった切り口を出してくれて、頭の中が整理されていきます。否定せずに付き合ってくれるので、気楽に話せるのもいいところ。詳しい頼み方はAIを優しい壁打ち相手にするプロンプト術を参考にしてみてください。
アイデア出しの相談相手になってください。
まずは私の考えを否定せずに受け止め、そのうえで別の切り口を3つ提案してください。
最後に、考えを整理するための質問を1つ投げかけてください。
# 相談したいこと:
[例:若手向けの社内勉強会のテーマを考えたい]
5つすべてに共通するのは、「完璧な指示じゃなくていい」ということ。ざっくり伝えても、AIがこちらの意図を汲み取ってくれます。まずは一番ピンときたものから、気軽に試してみてください。
もっとラクにしたいなら「自分専用」に育てる
5つの仕事に慣れてきたら、次のステップは「自分仕様にカスタマイズする」ことです。毎回同じ前提を説明しなくても、自分の仕事や好みを覚えてもらえるように設定しておくと、やりとりが一気にラクになります。私も最初は知らなかったのですが、知ってからは手放せなくなりました。設定方法はChatGPTを「自分専用」にするパーソナライズ設定の記事で紹介しているので、慣れてきた方はぜひのぞいてみてください。
まとめ:ド素人目線だからこそ伝えられること
AIを完璧に使いこなしている人の解説も素晴らしいですが、「本当に何も知りません・使えません」という私のような人間の視点も、誰かの一歩を後押しできると嬉しいなと思っています。AIは決して怖いものではなく、私たちの毎日を楽にしてくれる頼もしい相棒です。
まずは難しく考えず、今日から一つだけ、AIに「これやっといて」と話しかけてみることから始めてみませんか?


